粉体工業展東京2010

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この一粒…夢を形に-粉の技術-

2010年12月1日より3日までの3日間、東京ビッグサイト東ホールにて、粉体工業展2010東京が開催されました。今回弊社もブースを出展しました。展示会の様子と弊社の展示内容などをここで紹介いたします。

粉の最新技術を展示

展示は区画に分かれており、製造・プロセス機器ゾーン、計装・測定、ラボ機器ゾーン、材料、エンジニアリング・情報ゾーン、ナノパーティクルテクノロジーゾーン、 二次電池展示ゾーンの5種類に分けられていました。さらに会場中央付近には「粉の広場」が設けられ、アカデミックコーナー、装置博物館や技術相談コーナー、映像展示を行っていました。

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ビッグサイト東ホール3つ分を使う比較的大きな会場。265社が参加。
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会場の様子。道幅は比較的広く取られていました。
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粉の広場。パネル展示と画像展示等があり、技術相談ブースが設けられていました。


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米粉ブース。米粉による食品の試食、紹介がありました。
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粉体シミュレーションへの誘い。画像展示による粉体のシミュレーション展示。
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最新技術フォーラム会場。日付でテーマを分けて講演が行われました。事前に登録することで無料で参加できました。


会場のブース間通路は比較的広めに確保されていたために、ブース間の移動が楽でした。筆者に時間的余裕が取れなかった関係で、最新技術フォーラムでの講演を受けることが出来なかったのですが、大きなプロジェクターによる講演を会場内の低いパーティションで囲って行っていたために、会場外からでも講演を視聴することが出来るようになっていました。

出展内容

各企業様の展示物は、造粒や粉砕等の原材料を粉に加工製作する装置、粉を乾燥させる装置、篩に代表される粉を選別(分級、ろ過)する装置、粉を固めて錠剤を作る錠剤機、粉のサイズ等の測定装置、出荷梱包、運搬装置などが多数を占めておりました。

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株式会社セイシン企業。広いブースを構えて各粉粒体機械製品の展示を行っていました。
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アマノ株式会社。写真は粉塵爆発実験の様子です。
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株式会社ノリタケカンパニーリミテド。食器で有名なノリタケです。キルン等を展示していました。


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株式会社ダルトン。会場入口にすぐに広いブースを構えて、各粉粒体機械製品の展示を行っていました。
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東洋ハイテック株式会社。特徴的な二階建てブースを構えて、各粉粒体機械製品の展示を行っていました。


筆者は各社様のブースを回って展示品の取材をいたしました。取材掲載許可の頂いた企業様の中から筆者が個人的に興味を持ったものをご紹介いたします。

フルード工業株式会社

粉粒流体技術で昭和44年より創業されている老舗のフルード工業株式会社です。粉体の空気輸送装置の展示、実演をされておりました。原材料である粉体を倉庫に集積しておき、工程に応じて移送する際のパイプラインとして、空気と一緒に粉体を移送するための装置です。
空気輸送装置に関するコンピュータによる基礎計算。当該する各機器の仕様の決定、及び実施における諸注意事項の提示とノウハウの提供。輸送系にかかわる機器の供給を行っているそうです。

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サイクロンとL型ロータリーバルブ
黄色のホッパ上にある、円筒形のアクリルのものがサイクロンです。遠心力と重力により混相流体の中の粒子を流体中から分離させる慣性分離装置です。
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パドル混合機
特殊形状な羽を持ち混合に多様な機能を持たせてあります。展示では輸送と混合を同時に行うデモンストレーションを行っていました。
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エゼクタ
写真の黄色いフランジの下にあります。プラス圧がかかっているのに、粉を吸い込む空気輸送用粉体供給機。ベルヌーイの定理を活用しています。粉体が流れている上からサラサラと試験体を投入する姿は不思議です。


フルード工業株式会社
http://www.fluideng.co.jp/

山崎産業株式会社

クラフト袋に印字できるインクジェットプリンターを販売している山崎産業株式会社です。
インクジェットプリンタというと、パソコン用のプリンタでおなじみです。そのプリンターのヘッド部分が露出した構造で、通過する袋の指定された部分に、固定されたヘッドがインクを吹き付けて印刷しています。一見、粉体とは直接関わりなさそうですが、粉体を充填した袋に製品名や日付、バーコードの印字する用途として、仕様に合わせて最適な機器を提供されています。
ブースでは、充填袋を使った印刷の流れのデモンストレーションを行っていて、サンプル品を配布しておりました。

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ブースの様子
おそろいのオレンジと黒のユニホームが印象的です。
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天面印刷とU2
写真下に見える側面印刷しているのが世界最小、最軽量のU2です。本体490g、単体でコントローラー、スクリーン、ヘッド、カートリッジがついて機能します。SDカードでメッセージを登録できます。
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底面印刷
移動方向が違う底面にはヘッドを動かすことで印字可能です。4ヘッド制御可能コントローラーがあります。


山崎産業株式会社
http://www.technomark.co.jp/

株式会社興和工業所

金属加工、めっき加工、管材など多様な事業をお持ちの株式会社興和工業所です。
ブースは振動ふるいを展示して、デモンストレーションをしておりました。筆者は、ふるいの張り替えの現場を見ているのですが、実際に作動する振動篩を見たのは今回が初めてだったために興味深く拝見いたしました。
振動ふるいは文字通り振動によって粉体を分級するのが目的です。筆者は漠然とゆさゆさ揺らしているモノと思っておりましたが、実際には振動でふるい網上の製品は回転することを知りました。振動に応じて規則的な動きをします。
そのなかでも興和工業所の自動可変式振動ふるい「ウェーブ」は、振動モードを自動可変することで、ふるい網上の製品を回転分散、中央集中させることが出来ます。
実際のデモンストレーションでも可変すると、ふるい網上の製品が分散、集中する様子が見えました。こうすることで、ふるい網中央部で分級動作を行い、外周部で粗粒を排出する一連の動きを自動化できます。

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自動可変式振動ふるい
上の筒から実演用の2種類の粉体を落とします。左側の出口から粗粒が排出され、中央下側から細粒が出ます。
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アウトサイド運転
振動で粗粒をふるい網の外側に回転させながら出て行く様子。
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インサイド運転
振動で粗粒をふるい網の中央部に回転させながら集中していきます。


株式会社興和工業所
http://www.at-kowa.co.jp/

石川金網株式会社

弊社のブースです。
弊社は金網の専門メーカーとして、金網製品の展示と、金網のピースサンプルを多種類展示いたしました。
ピースサンプルは、ステンレスのローメッシュからハイメッシュのものまで。また非鉄金属、レアメタルの金網サンプルを展示しました。今回はあまり華美にならないよう、落ち着いた雰囲気のブース作りを心がけました。

初めての出展だったので、出展前は来店者の反応を図りかねていたのですが、実際にはすべての基本となる金網材料について、多数の方に使用目的についての相談を受けることが出来ました。粉体工業展ならではの質問もあり、弊社も勉強になりました。

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弊社ブースは金網製品の展示と、金網ピースサンプルを実際に手に取って、拡大してメッシュの様子などを見ることが出来るようにしました。
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金網の素材、形状、性能について質問が寄せられました。


石川金網株式会社
http://www.ishikawa-kanaami.com/