綾畳織・逆綾畳織

横線が密着した綾織
高い圧力にも耐える最も緻密で堅牢な織金網

■綾畳織
平畳織の横線が綾織と同じ様に縦線を二本またぎにした織り方。横線の屈折角度が浅く太線を使用できるため金網強度を高めることができ、また横線が密着するため濾過精度も高くなります。織金網の中で特に強度を必要とする環境に適し、更に強度を必要とする場合、縦線を二本にしたダブルワープ仕様があります。

逆綾畳織
綾畳織の縦線と横線の関係を逆にしたもの。逆平畳織よりも強度・濾過精度を要求される環境に適しています。金網表面の平滑性に優れ、逆平畳織同様に金網の表面の厳密な方向性が影響する用途に使用します。

綾畳織・逆綾畳　規格表

金網の空隙は斜め方向に歪んだ三角形をしていることから、通過粒径の計算が非常に複雑です。性能把握には理論値だけでなく、グラスビーズテストやバブルポイントテスト、圧力損失テストなどの実績値を併せて検討しています。実際の金網の線密度が一定でないことから、平織を併用して、通過粒径のコントロールをします。
畳織はメッシュ=縦線の線径×横線の線径で呼びます。

Code	メッシュ	ミクロン nominal μm	ミクロン absolute μm	空隙率 %	重量 kg/m2	材厚 mm
DTW 4	425×2800	< 1	5-6	25	0.36	0.06
DTW 6	375×2300	1	6-7	39	0.39	0.08
DTW 8	325×2300	2	7-8	34	0.47	0.09
DTW 9	260×1550	3	8-10	29	0.68	0.12
DTW 10	250×1400	4	11-12	29	0.68	0.12
DTW 12	200×1400	5	11-13	33	0.75	0.14
DTW 14	130×700	8	13-15	28	1.6	0.28
DTW 16	200×1120	9	15-17	25	0.95	0.16
DTW 18	165×1400	10	15-18	41	0.7	0.15
DTW 20	165×1100	12	20-21	29	0.9	0.16
TW 36	80×700	25	34-36	42	1.2	0.26
DTW 71	40×560	50	71-80	45	1.7	0.39
DTW 95	30×360	80	95-106	39	2.6	0.54
DTW 100	30×250		100-112	38	3.2	0.65
DTW 106	20×260		100-120	42	3.1	0.67
DTW 112	28×560		106-112	47	1.95	0.46
DTW 118	24×300		112-118	43	2.85	0.63

TRD 75	400×120	75	75-80	62	0.73	0.24
TRD 125	260×40	125	112-125	54	2.25	0.62
TRD 400	132×17		400-450	57	4.65	1.35
TRD 500	72×15		500-600	57	6.35	1.85

綾畳織・逆綾畳 規格表

綾畳織・逆綾畳　規格表